ときどき年配のお客様で頭皮がピンク色の方がいます。
だいたい頭皮が敏感な方が多いです。
健康な頭皮は白または青白い色をしています。
以前は不思議に思うくらいで、元々のものかどうかも
わからなかったのですが、10年以上担当させて頂いてる方の中で
ピンクっぽくなってくる方もいて、加齢による変化なのだと気付きました。
すべての人がそうなる訳ではありません。
最近洗剤や皮脂のことを勉強して、思うことは
洗い過ぎではないかということです。
皮脂の量は加齢と共に減っていきます。
若い頃と同じ質、量の洗剤で同じ洗い方をしていれば
落とし過ぎになるのは当然です。
皮脂も必要だからでるのであって、ただの汚れではありません。
ひとつの目的は皮膚の保護です。
外界からのバリヤーで皮膚を守っています。
少ない皮脂を大量の洗剤で洗えば落とし過ぎになります。
ピンク色の頭皮はかさぶたが取れた後の敏感な皮膚の
ような状態なのではないかと思います。
お湯でよく流すだけで7割の汚れが落ちるといいます。
シャンプーは補助として、できるだけ最初の流しとすすぎで
汚れを落とすようにしましょう。
髪がぱさつくようになってきたらトリートメントをたくさんつけずに
シャンプーの量を減らしましょう
奈須